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三重でのシニアヨガ:介護されているご家族のヨガも

三重県でしっかり高齢者の方々と握手をしているシニアヨガのクラスがあります。
Rayさんからのお便りをご紹介させていただきます。

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昨日の夜は、いつもシニアヨガを指導に行っているデイケアでの特別イベントで、ご家族の介護をされている方のために、ボランティアでヨガ講座を行いました。

チラシが貼り付けられなかったので、紹介文を転載します。

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ハートヒルかわげR23

介護技術指導&ヨガ教室

2013年12月11日 17時半~19時
参加無料

普段の介護での悩みや、正しい介護、介助の仕方など、理学療法士の視点からアドバイスできればと思います。

またシニアヨガでお世話になっているレイ先生のヨガ教室を開催しヨガを通して心癒す会にできればと思います。

普段、ケアの必要なご家族と接して、いつもがんばっているご家族の皆さん。

知らず知らずのうちにストレスがたまっていませんか?

ご自分自身を大切にいたわる時間として、リラックスできるポーズを中心とした、きつくないヨガとストレッチ、ただただゆったりする時間と少しのおしゃべりで、心と体を楽にしませんか?

ほんの少しの隙間を、心の中、身体の中に作ることが、普段感じている矛盾や息苦しさを取り除き、また、新鮮な気持ちで次の一日を迎える力になります。

なかなか、ご自分でその時間を作ることのできないお忙しい皆さんが、一時間程度、簡単なボディーワークを共有して、息抜きをしてくれたらと願っています。

年齢、性別、運動能力の制限はありません。どなたでもお気軽に。
(中沢レイ)

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最初に、理学療法士のセンターの方から、すぐに役にたつ介助の仕方などの説明があり、続いて、45分程度のヨガ講座を行いました。

最初、この間、講習で学んだ新しい簡易ポーズなども入れて、リラックス~リストラティブの要素を取り入れようと思ったのですが、、、好評につき、参加者が20名近くになり(マットは10枚もありません、、、、)その場で椅子ヨガに変更しました。

普段ご家族の方がされている椅子を使ったシニアヨガを体験してもらいつつ、介護されている方はまだまだ元気でお若い方も多いので、椅子を使って少し進んだポーズにも挑戦してもらいました。

あっという間の45分でしたが、終わった後に声をかけてくださる方もいて、嬉しかったです。

自分も子供の7か月に渡る長期入院とその後の闘病を経験して、”自分よりこの子のために、、、”を続けてきたら、身体が壊れていきました。自分では平気だと思っていたけれど。

それなりにいろんな経験をしているので、心は相当打たれ強い方だと思うけど、あの時、私自身にも頼れる場所があったら、あんなに身体が悲鳴をあげなかったかもしれません。

だから、今、介護をされているご家族にも、「まず、自分をいたわってね」と私なりに、自分自身に立ちかえることを感じられるポーズや、メッセージを伝えてみました。

お話(体験談、ヨガ哲学)とポーズのうち、どちらかだけに焦点を当てては、私のような若造(ご家族の皆様からすれば、、、)に偉そうなことを言われても受け入れられないでしょうが、この二つが同時進行していくような感覚がヨガクラスの面白いところ。(テーマに合わせてポーズを組み、口頭ではポーズの指示とも心への働きかけともとれる誘導をする、、、)

手段はなんでも良くて、ただ、どんな時も、自分を大切にすることの必要性を感じて、少しでも、そういう時間を取っていただけたらいいなと思います。

私は海外在住経験があり、外国の友人も多いので、思うのですが、日本人って自己犠牲を美とする傾向があると思います。

子育て中のお母さんが子供を預けて自分の趣味をしたりするのは、まるで悪いことのように言われたり(経験アリ、、、)。

それが病気のある子供なら言わずもがな。本当に大変な時は踊る気など起こらなかった私ですが、今や、やりたい放題!でも、そんな楽しそうな私を見て、きっと、息子(6歳)も「好きなことしていいんだね!」って思ってくれるんじゃないかと信じてます。

まず、一人一人が自分自身を幸せにしてこそ、他の人の手も握れるのじゃないかなと、思います。

足場の悪いところで、他人を助けようと思って手をとっても、、、一緒に溺れてしまうように。

介護も、看護も、闘病も、育児も、、、きっと少しの息抜きと空白の時間を作ることで、楽になれると、経験から思います。

(写真はいつものシニアヨガクラスの模様です!)

本当にこの施設の職員さん方は、心が暖かく、いつも嬉しい気持ちで帰ってきます♪


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